自律神経と腰痛の関係
予測していたとはいえ、
またまた新型コロナウイルス陽性者が増えてきましたね。
当院を利用される方にもテレワークになったという人も出てきています。
そうなると、座りっぱなしで腰痛が増えそうです。
揉んで治る腰の痛みなら問題はなさそうですが
頑固なものになると
「いくら揉んでも治らない…！」
と不安になる方も出てきますね。
実は腰の痛みの大元は、自律神経の乱れが関係しているかもしれません。
【目次】
１．腰痛の原因
２．腰痛の原因は自律神経？？
３．自律神経の調整法
４．さいごに
１． 腰痛の原因
多くの方が悩んでいる「腰の痛み」ですが、
意外なことに病院の検査で原因が特定できるのは10％ほど、
残りの90％は原因が特定できないと言われています。
その原因の分かる10％は椎間板ヘルニアや圧迫骨折、
あるいはガンなど結構明らかなものです。
つまり、多くの腰痛は腰に問題があるわけではなく
① まわりの筋肉
② ココロの問題
などが原因になります。
心配なことが続くと痛みに敏感になりますよね。
自宅でテレワークなんかしていると、動くことも少なく、筋肉も固まって、
慣れない作業にイライラみたいな感じで腰痛が増えるのは
必然なのかもしれません。
２．腰痛の原因は自律神経？？
腰痛の原因はいろいろ考えられますが、精神的ストレスも原因の一つになります。
ご存じの方もいると思いますが、
ストレスは自律神経の乱れを引き起こすということです。
ストレスを受けた自律神経は戦闘モードに入るので、交感神経優位になります。
ちなみに自律神経というのは、
アクセルの役割を果たす「交感神経」と、
ブレーキの役割を果たす「副交感神経」の２つから成っていて、
両者がバランスをとることで健康な生命活動が維持されていますね。
ストレスがあった方がリラックスできるという人は特殊でしょう。
さらにストレスを感じると体はこわばります。
お化け屋敷やつり橋の上なんか緊張しますよね。
肩や背中は自律神経の影響を受けやすい部分です。
当然、腰回りの筋肉もこわばります。
３．自律神経の調整法
では、どうしたらいいの？
・鍼灸や整体を受ける
鍼灸師がこういうと、やっぱり宣伝か？と思われてしまいますね。
しかしながら、自律神経は交感神経と副交感神経のバランスですので、
筋肉の緊張をとる（交感神経）、内臓の状態を整える（副交感神経）ことが
得意なのが鍼灸や整体です。
マッサージを受けた時にお腹が鳴ってしまったなんて経験ないでしょうか？
筋肉が緩むと副交感神経が優位になり内臓の働きが盛んになります。
筋肉がほぐれれば、血行が促進し、筋肉の過緊張が次第にほぐれ、
血流がよくなり、腰痛の軽減が期待できます。
４． おわりに
今回は自律神経の乱れによっておこる腰痛に対してお伝えしました。
もちろん、90％原因不明なのが腰痛です。
自律神経以外にもいろんな問題がありますので、
普段からケア（東洋医学でいう未病）を大事にしましょう。
腰は固まってきても分かりにくい部位なので、
専門家にたまに見てもらうようにしましょう。
鍼灸師の僕も他人にカラダを見てもらう事でケアしてますよ。
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