乾燥②
前回、東洋医学でいう秋は8・9・10とあげましたが
これは現代からみた観点とは異なってきます。
やはり現代は、文明の利器で溢れています。
その中で冬といえばやはり暖房器具ですよね。
ここからは日本の地形と関係してきますが、
みなさんご存知の通り日本の冬の気圧配置は
西高東低となっております。
日本海側からくる雲はたくさんの水分を含んだ状態で
日本に上陸します。
そして日本海側の地域にたくさん雪を降らせます。
雪をたくさん降らせる事により
水分が無くなった雲が、太平洋側へと流れてきます。
その結果乾燥した空気となります。
またその中、暖房つけることで
部屋が余計に乾燥してしまうのはなぜか
ということですが
夏を思い出すと気温も高く湿気も多いことは
容易に思い出せることとおもいます。
気温が高いと空気中の水分は多く
逆に気温が低いと空気中の水分は減ります。
しかし、暖房をつけ部屋の温度をあげたところで
部屋の中の水分量はかわりません。
結果、部屋の室温に対しての水分量がかわらず
乾燥していると体で感じるということになります。
すこし乾燥の機序について長くなってしまいましたが、、、
東洋医学が生まれた時代は
今ほど文明も発達していなかった時代です。
なので乾燥の度合いは現代とも違っていたでしょう。
そういった現代のことと、昔から伝わる伝統を
上手にくみあわせていければいいですよね。
今回はここまでとさせて頂きまして
次回東洋医学的に秋を見ていきたいと思います