いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は、鍼灸治療において非常に重要な自律神経についてお届けします。
皆様が鍼灸院に来院されて鍼灸治療をうけて
リラックスできた
ご飯が食べられるようになった
よく眠れるようになった
という身体の変化は体の中で何が起こっているのか
そこには自律神経が大きく関わってきます。
しかし自律神経は意外に認知されていません。
身体には神経が網目の様に張り巡らされており
脳から出された指令や情報を各器官や末端組織に伝達したり、
身体の各所の情報を脳に伝えています。
神経系は体性神経(動物神経)、自律神経(植物神経)に大別されます。
人間の意思とはかかわりなく活動するため自律神経は植物神経。
人間の意思のよって動かすことのできる体性神経は動物神経。
このように区別されます。
体性神経とは、何かをする時に自分の意志で身体を動かす神経で知覚神経と運動神経があります。目の前のものを掴む、食べ物を口に運ぶ、喋ろうと口を動かすのは体性神経です。
自律神経は自分の意志とは関係なく、各器官の必要に応じて動きます。
指令を出さなくても自動的に動いてくれる神経です。
例えば、食べ物が口に入ったら、食べ物を認識し勝手に胃腸が動き出します。
暑くなると、自然に汗が出して体温調整をします。
緊張すると必要な場所に栄養を届ける為、鼓動が速くなります。
寒い時には鳥肌が立ち、体温を保つため熱の放散を自動的に止めます。
呼吸は睡眠中も続けられますが、体性神経によって意識的に止めたり、深呼吸をしたり
神経はバランスよく働き、正常に機能しています。
だから私たちは無意識に緊張すると息をするのを忘れたり
悲しい時は勝手にため息が出たり
試合前に意識的に深呼吸をして精神統一を図ります。
なぜ、自律神経は自動的に働くのか?
それは、生命を維持するための重要な役割を担うから。
内部や外部の刺激に対し自動的に反応します。
内外のどんな刺激や変化を受けても
身体を一定に保とうとする
ホメオスタシスという生体を維持するための機能が備わっています。
ホメオスタシスを保つのが自律神経であり
体液循環、代謝、体温調節など生命維持のための重要な役割を担っています。
だからこそ寒い環境でも熱い環境でも同じ体温を保つことができ
つねに血圧が安定したり、必要な時には血圧を上げることができるのです。
自律神経が乱れたりしている時は
高血圧や低血圧
冷え性やのぼせ
肩こりや頭痛などが起こりやすくなります。
・自律神経は2つの神経がある
自律神経は交感神経と副交感神経でバランスを保っています。
交感神経は活動する神経と覚えるといいでしょう。
エネルギー消費的な働きをし、仕事、スポーツなど、心臓の鼓動や血圧を高め、精神活動を活発にします。
常に動くために働くイメージですね。
副交感神経は休む神経と覚えるといいでしょう。
肝臓や消化器官も働きをエネルギーを蓄えたり
睡眠や休息をとるときに優位に働きます。
今日はここまで。
・まとめ
・神経系は体性神経と自律神経に分かれる。
・体性神経とは、何かをする時に自分の意志で身体を動かす神経。
・自律神経は意識的にコントロールできない神経
・そんな自律神経は交感神経と副交感神経が分かれる。
・交感神経は仕事やスポーツなど活動する時に働く神経。
・副交感神経は睡眠中や休息、食事の時に働く神経で。
・自律神経はシーソーの様にバランスをとっている。
・時には両方の神経が上がったり、下がったりもする。
基本二つが同時に働く事は難しいですが
あることが起こると、二つの神経が同時に働いたり
同時に働かなくなったりします。
最近疲れが抜けない、やる気が出ない
そんな自律神経失調症かもと思う症状などについて、
次回のブログでお伝えしますね。
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