人間は約60兆個の細胞で出来ていると言われています。
血液は細胞に酸素・栄養を送り、
また、不要になった物を体外へ運び出してくれています。
この流れが、私たちの体の中で絶え間なく行われています。
この血液の流れが、滞ってくると様々な身体の不調が起こるのです。
血液の通る血管には大きく分けて2種類あります。
それは、『動脈』と『静脈』です。
心臓から出て行くのが『動脈』
心臓へ帰っていくのが『静脈』です。
2本走っているのではなく繋がっています。
心臓→動脈→細胞→静脈
ざっとこんな感じだとイメージしてください。
動脈を通る血液は、栄養や酸素を運び
静脈を通る血液は、体の中で不要になった物を運びます。
心臓が約60兆個の細胞、
頭の先から足の先までくまなく血液を送り出します。
その助けをしているのが筋肉です。
立ったり、座ったり、歩いたり、走ったりすることで
血管を筋肉がポンプして心臓をサポートします。
その為、動く事が少なくなってくると血液の流れも悪くなり、
身体の不調がおこるのです。
タイトルにあるように「体を治すのは、血液」です。
血液(静脈)を動かすのは筋肉です。
痛みが出た時に良く言われる
「痛みが出ているから、運動を休みなさい」という言葉は
場合によっては逆効果であるともいえます。
当院に来られる方でも
「痛みがあるからじっとしていた」
とおっしゃって、どんどんと不調になり、
どうしようもなくなって当院に初めて来られる方も多くいらっしゃいます。
痛めた部分は確かに安静にしないといけませんが、
痛めてない部分は動かしてあげないと、
体の機能はどんどん奪われてしまいますよ