慢性腰痛の時の運動としては、まずは腰に過度な負担がかかる姿勢や動きの癖の改善を目的とします。
よく腰痛の場合、腹筋や背筋を鍛えましょうと言われることが多いですが、これもやり方次第では悪化させることもあります。
現代の日本人の多くは、スマホやパソコンなどのせいで猫背の方が多いです。このような姿勢の方は身体の前面の筋肉が硬くなっていることが多いので、腹筋運動を行うとこの姿勢を助長させて悪化させる可能性が高いです。
腰痛患者は、背骨の前側と太ももの内側をつなぐ腸腰筋という筋肉の働きが悪いとの報告もあります。
この腸腰筋の働きが悪くなると、足を上げる際に骨盤を過度に動かしてあげることになり、腰に負担をかけてしまいます。
腸腰筋は腹式呼吸で働く筋肉ですので、呼吸のトレーニングが腰痛改善に有効とも考えられています。
このように、慢性腰痛の改善に有効なリハビリ方法やトレーニング方法は人によって異なります。
そのため、慢性腰痛が起こっている原因を詳しく調べる必要があります。
どの筋肉が機能していないか、どのような姿勢になっているか、どのような動きで腰に負担をかけているか。
また、普段の日常生活で多い姿勢や動作も重要です。
立ち仕事の人と、座り仕事の人では必要なトレーニングも変わってきます。
その為、慢性腰痛のトレーニングにはパーソナルトレーナーや理学療法士などの身体の専門家への依頼がお勧めです。
専門家へ依頼し、身体の状態を詳しくチェックすることが慢性腰痛改善の第一歩です。
オルソグループでは、マッサージやストレッチなどを行う理学療法(整形外科ひろクリニック)、トレーニングや動きの癖を修正するパーソナルトレーニング(スポーツジムSMG)を同一ビル内で受けることが出来る、日本でも有数の施設です。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。