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運動と心拍数

【心拍数とは】

心拍数とは、一定の時間内に心臓が拍動する回数
通常では、1分間の回数を指します。
 心臓から送り出される血液によって生じた拍動が動脈に拍動として現れたものが脈拍。心拍と脈拍はほとんど同じになります。しかし、不整脈がある場合は心臓が拍動していても、動脈へ拍動が伝わらない場合もあり、心拍数と脈拍数が一致しないこともあります1)。

【心拍数・脈拍の測り方】

一人でも簡単に測る方法があります。
手首を通る橈骨動脈という場所を触れて、心拍数を測る方法です。

上図のように、人差し指・中指・薬指を並べて動脈部分(触れたら動く場所)に当て、一分間の脈拍の数を数えます。(30秒測り2倍にする方法や10秒測り6倍する方法でも大丈夫です)
安静時の脈拍数は1分間に約60~100回であり、加齢とともに、最大に発揮できる心拍数は少なくなっていく傾向にあります。

【運動に最適な心拍数】

運動を行う本人がどれくらいきつさを感じているかを測定するための指標として『ボルグスケール』というものがあります。


心拍数から運動強度を求める方法として、カルボーネンの式があり、
運動強度(%)=(運動時心拍数-安静時心拍数)÷(最大心拍数-安静時心拍数)×100で求めることができます。
最大心拍数は、「最大心拍数=220-年齢」で一般的に求めることができます。
高齢者の場合は、「最大心拍数=207-(年齢×0.7)」の式を用いる方法もあります。

運動に最適な心拍数は、ボルグスケールの11~13くらいが生活習慣予防には最適な強度とされています。最適な心拍数は年齢によって異なるので自分の年齢を当てはめて計算してみてください!

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