患者様にやさしい内視鏡手術を取り入れた低侵襲治療に積極的に取り組んでいきます。
内視鏡外科専門医療を扱う茨木市にある谷川記念病院では、食道から始まって、胃、十二指腸、小腸(空腸、回腸)、大腸(結腸、直腸)にいたる食物の通り道である消化管と消化吸収や代謝にとって重要な肝臓や膵臓、胆汁の通り道である胆道(胆管、胆嚢)の病気を取り扱っています。
日本人に多くみられる「消化器がん」、今は悪性度は低くとも将来悪性度が増す恐れのあるポリープなどの良性/悪性の腫瘍を対象に診療を行っています。悪性の腫瘍に対しては、内視鏡手術や内視鏡粘膜切除などの低侵襲治療法にも積極的に取り組んでいます。もちろん、切り取られたり、失った機能を再建することにも重点を置いており、手術後の生活の質を向上できるよう努めています。
今までの開腹手術では、お腹を大きく切開していました。腹腔鏡下手術では、お腹に小さな穴のような傷をいくつかつけて筒(ポート)を入れ、炭酸ガスでお腹を膨らませてお腹の中を観察しながら手術を行います。傷が小さくて分散しているため、術後の痛みや癒着が少なく、 手術からの回復が早くて腸閉塞などの後遺症も少ないなど身体に優しいのが特長です。
腹腔鏡(カメラ)や特殊なハサミ、電気メスなどを細い管からおなかの中に入れて、手術を行います。
腹腔鏡(カメラ)や特殊なハサミ、電気メスなどを小さな穴(ポート)からお腹に入れて手術を行います。