麻しんはかつては乳幼児に多い病気でしたが、近年では海外旅行から帰国
して発症した方を発端として集団発生事例が起こっています。
麻しんは、麻しんウイルスによって引き起こされ、高熱と全身の発しんを
伴う感染症です。空気感染によっても人から人へ伝播します。
潜伏期間が1~2週間ありますので、元気に帰国してもその後に発症するこ
とがあり、罹患するとまれですが亡くなる可能性もあります。
予防が重要で、MR(麻しん・風しん混合)ワクチンの接種が有効な予防法
です。
ゴールデンウィークなどで海外旅行を計画している方は、麻しんの罹患歴
やワクチン接種歴が明らかでなければ、MRワクチンの接種を積極的に検討し
てください。
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