スッキリ起きられない

スッキリ起きられない

寝つきも悪くないし、睡眠時間もしっかりとれているのに、なんだか寝足りない、スッと起きられない、などの症状を「熟眠障害」と言います。
深い眠りであるノンレム睡眠が少なく、脳疲労が残っている状態なので、睡眠の質が悪いということがわかります。
特に疲れているわけでもないのに慢性的に、「熟睡感がない」「寝た感じがしない」「身体がダルくボーっとする」などの場合は、熟眠障害の可能性がありますが、本人は「朝が弱い」な どで片づけてしまうこともしばしばあるため、入眠困難などと比べて病院や薬に頼る人は少ないです。

考えられる原因

・食生活、寝酒、カフェイン、ニコチン、熱いお風呂など、深い睡眠を妨げる要因がある

・身体に合っていない寝具により、睡眠が浅くなっている

→首や腰の痛みを伴なわないこともあるため、寝具が合っていないことに気付いていないことも多い。

・脳脊髄液の流れが悪く、睡眠中に十分な回復が出来ていない

→頭や首のコリ、身体のゆがみなどが原因になっていることが多いが、脳脊髄液減少症などの可能性もある。

・アトピーなどの体質で、睡眠が浅い

・加齢に伴い、睡眠が浅くなっている

・睡眠時無呼吸症候群により、睡眠が浅くなっている

→太っている人や、顎が小さい人はなりやすい。

・周期性四肢運動障害やむずむず脚症候群などにより、睡眠が浅くなっている

→手足がピクピク動いたり、脚がむずむずする症状。

・ずっと日の当たらないところで仕事や生活をしている

・寝室環境が悪い

改善策

・日光を浴び、タンパク質(トリプトファン)を摂取し、夜は暗くするなどを意識して、メラトニンの分泌量を増やす

→メラトニンが多いと、眠りも深くなるため、熟眠感も増します。

・睡眠時無呼吸対策をする

→横向きで寝るクセをつける、シーパップ治療を受ける(睡眠外来)、無呼吸対策グッズを試してみる、など。

・寝具やパジャマを見直したり、寝室の香りを工夫する などして、深い睡眠をとれる環境を整える

・ストレッチ、腹式呼吸、筋弛緩法などにより、リラックスすることで副交感神経を優位にする

→自律神経を整えるという意味で、ツボ押し、アロマ、音楽など、好きなものから取り入れてみましょう。

・室温26度前後、湿度50%前後、明るさは豆球以下にするなど、寝室環境を整える

・40度くらいのお風呂に入るなど、快眠のための工夫をする

・頭・首を中心に全身ほぐす(当店の施術が専門的であり効果的)

・夜の食事内容を見直す

→腹八分目を意識したり、消化しやすいものを選ぶなど

徐波睡眠(深い睡眠)を増やすための工夫をすることで、脳疲労が和らぎ、朝のスッキリ感にも繋がります。
イビキをかいて寝 ていると「爆睡してた」と言われますが、実は全く逆で、睡眠が浅くなり疲労回復度が落ちていることがあるので、
イビキを改善することを意識すると、必然的に熟眠度も高まる可能性があります。
夜の食生活の見直しは、「食べることが楽しみ」という人にとっては最初は苦痛かと思います。
少しずつでも改善していくことが出来れば、睡眠の質の変化は感じてもらいやすい方法です。
寝具を気にしている人でも、その日の身体のコリ具合や張り具合によって寝心地が変わるので、毎日ある程度同じ状態になるよう
コンディショニングをする必要があります。ストレッチやマッサージ以外にも、自宅でストレッチポールを使うなどの工夫をするのも良いでしょう。
また、朝起きた時の首や腰の 痛みが無いからと言って寝具が合っているとは限らないので、以下の内容もチェックしましょう。
「朝起きたら布団を蹴飛ばしていないか」→掛布団やパジャマの素材により、むれを感じている可能性があるため、見直しが必要。
「寝る時は仰向けなのに、起きたらうつ伏せで寝ていることがないか」→無意識的に寝心地の悪さを感じている可能性がある。

お悩みの方はぜひ当店にご相談ください。