良質な睡眠をとることが大切だとよく聞くけれど、
何を基準に「質が良い」と判断するの?という質問をよく受けます。
実際「睡眠時間」ばかりを気にして、
質までは意識していないという人も多いのではないでしょうか?
今回は、良質な睡眠とは、どのような睡眠のことを言うのかをお話していきます。
質の良い睡眠とは?
■脳がしっかり休息できる睡眠
脳は、起きている間、常に活動状態になっており、休ませずに使い続けていると、
頭が働かない、思い出せない、覚えられない、頭痛がする、
など様々な不調に繋がってしまい、ひどくなると脳の病気につながる危険があります。
そんな脳を休ませる一番の方法は睡眠です。
※睡眠時の脳の回復メカニズムについては、少し難しい話になるので、別の機会に説明させて頂きます。)
ただ長く寝たらいいのかというとそうではなく、
一晩の睡眠でも、脳を使っている時間があります。
わかりやすく言うと夢を見ている時です。(レム睡眠)
それ以外の睡眠(ノンレム睡眠)の時に脳がしっかり休まるのですが、
このノンレム睡眠の深さが、脳の休息に大きく関係しています。
一晩の中でも、このノンレム睡眠とレム睡眠が交互に繰り返されているのですが、
特に寝入ってからの2サイクル(約3時間)が、最も深いノンレム睡眠になります。
つまり、
最初の3時間を、いかにリラックスして、深いノンレム睡眠をとれるか、
というのが、良質な睡眠であるかどうかの判断できるポイントと言えます。
とは言っても、自分では深かったかどうかわからないと思うので、
判断のポイントを簡単に言うと、
「朝スッキリ起きられた」や「その日は日中に眠たくならなった」など、
調子が良いと感じたときは「昨日は脳がしっかり休まったんだな」と考えて頂いて大丈夫です。
その他、良質な睡眠かどうか主観でわかりやすいこととしては、
■寝床についたらスッと寝られる
寝ないといけない時間になっても、
なかなか寝付けなくて、辛い思いをしたことはありませんか?
入眠困難と言われるこの症状は、現代人にはとても多い悩みの一つです。
目を閉じていても、頭の中で色んなことを考えてしまって、
なかなか寝れなくて、気が付いたら布団に入ってから何時間も経っている。。
焦りや不安から、やっと眠りにつけても、その睡眠の質は良いとは言えません。
■途中で目覚めることなく朝までグッスリ
夜中に目が覚めてしまい、
そのまましばらく寝られなくなってしまったことはありませんか?
睡眠が中断され、脳がしっかり休まらないため、もちろん良質な睡眠とは言えません。
■気持ちよく目覚めることができる
睡眠時間はしっかりとれているのに、なんだか寝足りない・・・
起きたらいつも体のどこかが痛い・・・
など、目覚めたときの気分がスッキリしないときは、
質の良い睡眠がとれていないと言えます。
■日中に眠気がない
どれだけスッと眠れても、朝スッキリ起きられても、
その日が眠たくて仕事に集中できなかったりすると、
良質な睡眠がとれていないと言えます。
どれだけ睡眠時間が短くても、日中に眠気がなく、活動的に動けるのであれば、
その人にとっては十分な睡眠がとれていると言えます。
まとめ
良質な睡眠とは、数値で表せるものではなく、あくまでも主観的な判断となります。
睡眠に対してそこまで不満はないけれども意識もしたことがない、という人には、
ぜひこの機会に睡眠の「質」というものを意識して頂きたいと思います。
睡眠の質が変わると、身体の質、生活の質、仕事の質が変わります!
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