若い時は朝までグッスリ眠れたのに最近トイレに行きたくて
グッスリ眠れない……..
というお悩みを持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
それは………………….
いわゆる『夜間頻尿』というやつですね(;´Д`)
この症状は①夜間多尿 ②膀胱容量の減少 ③睡眠障害 これら3つに分類することが出来ます。
■夜間多尿
本来、尿は日中に多く作られますが、年をとるに従って、心臓や腎臓の働きが低下すると、夜間に尿量が多くなってしまいます。
また、高齢になるに従い夜間の尿量を減らす抗利尿ホルモンが十分に分泌されなかったり、効力を発揮できなかったりするようになるのも原因のひとつです。
さらに、夜間多尿は過剰な水分摂取とも関係します。
水分は飲料だけではなく、食物にも多く含まれています。
自分で思っている以上に過剰に水分が体に蓄積されているかもしれません。
また、高血圧や心臓病などのお薬の影響で夜間多尿になる場合もあります。
■膀胱容量の減少
前立腺肥大症、神経因性膀胱、過活動膀胱、間質性膀胱炎などの病気が原因で、膀胱に尿をためておけなくなり、1回の尿量が減る状態をいいます。
■睡眠障害
睡眠障害も夜間頻尿の原因になります。
特に高齢者は眠りが浅く、ちょっとしたことで目を覚ましてしまいます。
トイレに行きたくて目が覚める場合と、睡眠障害や加齢により眠りが浅くなっていることで夜中に目が覚めてしまいトイレに行きたくなる、ということがあります。
【対処法】
高血圧、心疾患、腎機能障害、睡眠時無呼吸症候群などによる夜間多尿の場合は、基礎疾患の治療が重要です。
➡専門医にご相談されることをお勧めします。
また、水分を摂ると血液がサラサラになり、脳梗塞や心筋梗塞が予防できると信じて眠る前や夜間にたくさんの水分をとる方がいますが、科学的根拠はなく、水分の摂りすぎで頻尿になっている場合は水分を控えることが必要です。
水分摂取過剰による夜間多尿の場合には、水分を控えるだけでも改善しますが、原因がはっきりしない場合は、泌尿器科専門医を受診して、まず原因のチェックから始めることが重要です。
睡眠障害による夜間頻尿には、睡眠薬の内服も有効ですが、よく眠れるような環境の整備や生活リズムの改善も重要です。
➡睡眠衛生のアドバイスは当店でも可能ですので、お気軽にご相談ください!