外来診療脳神経外科

脳神経外科

四半世紀にわたる地域に根ざした診療活動、その豊かな経験とネットワーク、そして先進の医療設備で効果的な治療にあたります。

厚生労働省発表の「人口動態統計の概況」によると、平成22年の1年間の死亡総数のうち、脳血管疾患が全死因の第3位でした。そのうち脳梗塞が約6割を占める原因でした。脳梗塞になりにくい生活を日ごろから心がけることが必要であり、気がかりな症状があればお気軽にご相談ください。

「脳梗塞」とは

脳の血管に血栓、血の塊、腫瘍の塊などが詰まることにより血流を遮断し脳細胞を死滅させる疾患です。前兆としては「急に手足に力が入らない」「激しい頭痛」「言葉が一瞬出てこない」「ロレツがまわらない」などです。これらの症状は一過性脳虚血性発作(TIA)と呼ばれます。しかも一過性脳虚血性発作は数分から数十分の発作で終わり、一日経つとほとんど症状が治まり、通常の生活が出来てしまいますので、症状を見逃してしまい病院へ行かないことになります。脳梗塞発症者の20~30%のみに起こる前兆なのです。ですから気かがりな症状が起これば一刻も早く検査を受けなければなりません。血流さえきちんと流すことが出来れば後遺症も最小限にとめることができるのです。

脳梗塞は3つのタイプに分類されます

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「ラクナ梗塞」
高血圧の人に多く脳の細い血管が詰まるタイプです。症状が軽いため脳梗塞だと気付かないこともあります。
「アテローム血栓性脳梗塞」
生活習慣病:糖尿病、高血圧、高脂血症などによる動脈硬化で脳の太い動脈が詰まるタイプです。睡眠時に発症する時が多いようです。
「心原性塞栓症」
急性心筋梗塞などによって心臓内で血栓が脳血管を塞いだときに突然の発作として起こるタイプです。日中活動時に多く発症します。

症状

脳は日常活動全般に関係した働きがあるため、部位により様々な症状がでます。半身麻痺、しびれ・感覚低下、運動障害、意識障害、言語障害などみられます。

診断

脳梗塞が疑われる場合、病変の起きた部位を確認するために、CT・MRIなどの検査を行います。また心原性塞栓症を疑う場合は、発作性不整脈・心筋梗塞も原因となるのでホルター心電図やエコーをとって診断します。

治療方法

急性期の治療は薬・点滴による内科的治療が中心です。抗血栓療法、脳保護療法、抗脳浮腫療法です。手足の麻痺や言語障害が認められた場合、なるべく早く機能回復を促すためにもリハビリを行います。なぜなら、麻痺は発症後6ヶ月が機能回復の勝負だと言われているからです。

脳梗塞になりにくい生活を

肥満、高血圧、高脂血症(脂質異常症)、糖尿病などの生活習慣病を管理しましょう。食事の内容や過食に注意し、適度な運動、禁煙、節酒、休養が必要です。夏は特に水分を十分補給しましょう。